2018.10.02 第3回東アジア日本研究者協議会国際学術大会にパネル参加

2018年(平成30年)10月26日(金)~28日(日)、国際日本文化研究センター及び京都リサーチパークにおいて、第3回東アジア日本研究者協議会国際学術大会が開催されます。

東アジア日本研究者協議会は、2016年に創設された、東アジア各国・地域を拠点とする日本研究者が集う国際的な学術交流組織です。本大会は、東アジアを中心とした多様な国家・地域・エスニシティの研究者に、分野を超えた日本研究に関する成果を発表・議論する場を提供し、日本研究と日本研究者の国際的交流の発展に寄与することを目的としています。

第3回目となる本大会の分科会5(10月28日(日)11:15~12:45、セッションIA5)において、パネル「東アジアの内外を移動・伝播した日本関連資料の発掘と活用」を開催いたします。これは、人間文化研究機構ネットワーク型基幹研究プロジェクト「日本関連在外資料調査研究・活用事業」の5プロジェクトが連携し、それぞれの活動の成果を報告するものです。欧州や北米に眠る資料を共有・活用していく具体的な事例を紹介するとともに、東アジアを含めた在外資料が今後の国際的な「日本研究」の在り方を変えていく可能性を提示したいと考えています。

司会・パネリストと発表タイトルは次の通りです。

司会:稲賀繁美

  1. フレデリック・クレインス(日文研)「江戸期のオランダ商館における情報管理―幕府の情報管理と比較を通じて」
  2. 日高薫(歴博)「国際連携による在外資料調査とその活用」
  3. シルヴィオ・ヴィータ(京都外国語大学)「昭和戦前期における宣教師の歴史研究―マリオ・マレガ神父とその「分脈」」
  4. 朝日祥之(国語研)「日系社会における言語生活の可視化―国内外の資料から」
  5. 根川幸男(日文研)「オランダ商館文書の伝播経路可視化の試み」

本大会のプログラムなどは、下記ウェブサイトをご覧ください。

第3回東アジア日本研究者協議会国際学術大会:http://eacjs.rspace.nichibun.ac.jp/index.html

分科会(パネルディスカッション)プログラム:http://eacjs.rspace.nichibun.ac.jp/data/program/20181004_bunkakai.pdf