この度、「日本関係欧文史料の世界」ウェブサイトと相互リンクを貼っていただきました。
「日本関係欧文史料の世界」では、開国以前に成立した日本関連の図書、地図、文書を扱っています。ネットワーク型基幹研究プロジェクト日本関連在外資料調査研究・活用「ハーグ国立文書館所蔵平戸オランダ商館文書の調査研究・活用」(平戸班)の成果も紹介されています。
同ウェブサイトのトップにあるように、ポルトガル人が1540年代に日本に到着してからペリーが1853年に渡来するまでの間に、様々な西洋人が日本を訪れ、日本についての著述を残してきました。それらは、書簡など文書のままに留まっているものもあれば、西洋において図書として出版され、流布したものもあります。また、日本の地理的情報も西洋で作成された地図の形で普及しました。
国際日本文化研究センター(日文研)では、それらのうち、出版された図書や地図を収集してきており、現在およそ400点を所蔵しています。また、オランダのハーグ国立文書館に保管されている、江戸初期の平戸にあったオランダ商館文書の画像データも備わっています。このウェブサイトでは、これらの図書、地図、文書について様々な視点から解説をしています。
日本関係欧文史料に関する学術情報やオンライン講義、図書や古地図についての読み物も豊富に掲載されており、楽しくかつシステマティックに学ぶことができます。