山縣勇三郎書簡の調査・研究
本調査・研究は、人間文化研究機構ネットワーク型基幹研究プロジェクト「日本関連在外資料調査研究・活用事業」の「基本計画」にもとづくものである。すなわち、本「基本計画」は、2018年度を以て終了した「ハーグ国立文書館所蔵平戸オランダ商館文書調査研究・活用」(国際日本文化研究センター)の成果を受け継ぎ、また、2018年度に長崎県平戸市で開催した国際シンポジウム「国際海洋都市平戸と異文化へのあこがれ―在外資料が変える日本研究―」の成果をふまえ、「プロジェクト間連携による研究成果活用」(以下「研究成果活用班」)が、平戸市ほかの機関との連携を基礎として、あらたな調査研究・活用事業を展開するという目標を掲げる。研究成果活用班では、こうした目標にもとづき、新たに入手した、ブラジル・リオデジャネイロ州において活躍した平戸出身の国際的実業家・山縣勇三郎(1860~1924)の自筆書簡について調査・研究するものである。
同書簡の研究成果については順次公開していく。
山縣勇三郎書簡01封筒表書き(山縣操宛、1919年11月23日香港発信)