2021.3.10. 在外日本関係資料の伝播経路マップ・テスト版の公開

 

 この度、「日本関連在外資料の伝播経路マップ」(以下「航路マップ」)のテスト版として、徳川家康からオラニエ公マウリッツへの書簡の伝播経路を再現した3Dマップを公開いたしました。トップページの「関連WEBサイト」バナーか、メニューバー「活動内容」⇒「平成31年~令和2年の活動」からご覧になってください。 研究成果活用班では、2018年度より、在外各プロジェクトとの連携と成果活用の象徴的事業として、オランダ商館文書の伝播を例に航路マップの作成と可視化を試みてきました。まず、そのテストケースとして、F. クレインス日文研教授の協力を得つつ、在外平戸班が扱ってきたオランダ商館文書が欧州に伝播された一経路の3Dマップ上での再現に着手いたしました。本航路の3Dマップ化については、当初技術的に多くの困難を抱えていましたが、京都大学大学院理学研究科・地球物理学教室のチーム(代表:齊藤昭則准教授)が開発した「ダジックアース デジタル地球儀」のシステムを活用することにより、本テスト版の開発と公開が可能となりました。なお、公開には、当センター情報係の石田遼平氏にご助力いただきました。皆様のご協力に深謝いたします。